図書館で勉強する。

とても静かだ。

セメスターが終わったばかりで、人が殆どいない。本来、図書館というのはこうあるべきだ。ページのめくる音さえ、この広い空間の隅々まで響き渡るような、静寂さに感激した。

と、その時、うかつにも携帯がなった。Kからだった。
KとCを交えてメシでもどうか?という誘いだった。

「キャッシュフローゲームが出来るかも!?」

という思いが頭をかすめ、快諾。
しかし、それからまたすぐにKからのコール…で、友の家のルームメイトが明日ファイナルということで外で食べようということになった。…残念だがしょうがあるまい。待ち合わせ(野場所と時間)を聞いた後、呼び出し音を「無音」に設定した。

約束の時間になって待合場所(BORDRES)に行っても誰の姿も見えない。ふと思い出して、携帯を見やると、画面の

"2 Missed Calls"

という表示が目に飛び込んできた。
Kに電話をして事情を聞くと、どうやら(いつもながら)直前に状況が変わったらしく、CがEncinitas友の夕食パーティー(?)に招待されたので、みんなで行くということだった。Kは、明日朝早いから行かないと言っていた。

ここで、オレの選択肢は2つ。
Encinitasのパーティーに参加するか、BORDERSで立ち読みして帰るか、だ。

パーティーは確かに面白そうだが、時間を拘束されるのはなんとしても、避けたい。ゆえに、BOREDRESで"KAREKANO"(日本語タイトル:彼氏彼女の事情)をこっそり読んで家に帰宅。

オレも他に劣らず自分勝手な奴だなぁ。
こんなオレが他人の振り回し加減について、どうこう言える立場でもないと思い、自嘲的に笑んでみた。

コメント